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C O N T E N T S |
茨城県・那珂〜福島県・大内宿日帰り '16.4.23 (土) 曇り後晴れ |
今季初のツーリングを一言で言うなら「蕎麦と大人の修学旅行」ツーリング。 ラーメンの聖地で蕎麦を食し、秘境のような社寺を訪ねるちょいマイナーな旅をしてきました。 |
常磐道 | ||||||||||||||||||||||||
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今朝は5:00起床。今季最初のツーリングでは、毎回、身支度に悩む。 在京ではもう寒さを混じる季節ではなくなったが、行き先ではまだ寒いのか、高速走行時ではどうなのか。 さんざん悩んだあげく結局は、いつもの革ジャンに革パンツで落ち着くのだが。 余裕を持って身支度を整え、6:25出発。 まずは旧道を経由して三郷ICへ。 週末の風景はそれほど混雑もなく、淡々とした流れ。 三郷ICから常磐道へのる。 交通量は多いが、流れが滞るほどではない。 前回のツーリングでは、給油せずに帰宅していたことを思い出す。 本来ならスルーするはずの守谷SAで給油休憩。 施設内を軽く散策して出発。 流れは順調。法定速度内で軽く流す。 美野里PAで小休止。意外なことにこのPAに入るのは初めて。 この付近でようやく晴れ間が広がってくる。 多少バイクを見かけるが、総体的にはツーリストの数は少なめ。 友部SAで小休止。 具体的な計画を立てないまま出発したが、そろそろきちんとしたルートを決めねばなるまい。 ということで、ここに至って今後のルートを改めて検討。 那珂ICで一般道へ下りることに。 K31を東へ向かい、R349へ入る。 那珂ICからこのルートを取るのは、'03年9月の「中ノ沢温泉ツーリング」の帰路以来、13年ぶり!。 |
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道の駅「さとみ」 | ||||||||||||||||||||||||
途中、道の駅「ひたちおおた」に立ち寄ろうとしたが、施設は未完成。 オープンは今夏の予定らしい。 R349を北上し、道の駅「さとみ」で小休止。 「常陸のくんせい卵」なるものを購入して空腹をごまかす。 |
正直、味はイマイチというか、文字通り「燻製したゆで卵」の味。 道中、何台かのバイクと遭遇。この付近まで来ると結構、ツーリストが多くなる。 さらにR349を北上して福島県入り。 |
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道の駅「はなわ」 | ||||||||||||||||||||||||
矢祭町からR118に入り、道の駅「はなわ」で小休止。 先ほどの「くんせい卵」がイマイチだったので、口直しに併設するコンビニで改めて「ゆで卵」を購入してぱくつく。って、何でまたゆで卵? ところで道の駅「はなわ」が出来て、13周年ということらしい。 そこで地元名物のこんにゃくを振る舞っていたので、ありがたく頂き、配っていたオジさんと雑談。しかし13周年とはまた中途半端な数。 と、そこは突っ込まなかったが。 R118をさらに北上。R289へ入る。 |
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白河/そば処「吉田屋」 | ||||||||||||||||||||||||
ルートを西に取り、白河入り。 城下町である白河の市街は、複雑に入り組んでいて、交差するR294は市内を「S字」のように巡っている。 今回は、この「S字」をショートカットするがこれが思いのほか、うまくいかず道に迷う。最初の段階で目的地のかなり近い場所までは行き着いていたのだが、たどり着けず。 結局、白河駅まで戻り案内所で詳細な地図と情報を得て、目的地のそば処「吉田屋」へ到着。ちょうど、昼の繁忙期を過ぎていたために余裕をもって入店。スカイスクレイパーの様に積み上げられた「大名割り子そば」(そば七段重)と「割り子そば」(そば五段重)を注文。なるほど老舗の蕎麦屋だけあって味は絶品。迷ってでもたどり着く価値は大いにあり。 それにしても観光協会や商工会などで情報を提供する方に申し上げたい。 パンフやカタログなどでは、こじゃれな簡易化されたデザイン・マップの方が見栄えは良いかもしれないが、部外者にはとてつもなく難解。 できれば、詳細な地図を提供して頂きたい。 狭く細い道の続く城下町で一度道に迷うと、リカバリーするのにかなりの労力と時間、道程を要してしまうのだから。 小一時間ほども食事休憩後、出発。 |
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左下り観世音 | ||||||||||||||||||||||||
肩慣らしを兼ねたシーズン始めのツーリングで当初の目的も果たし、このまま帰路に就くことも考えたが、まだまだ時間的に余裕もあったので、さらに積み残しを消化する旅を続けることに。 まずは、R294からK31を経由して、R289に入る。 甲子道路を通って下郷入り。R121を北上。南原交点からK23へ入る。 K23を進むことおよそ5分。ようやく左下りに到着。 以前から気になっていた「左下り観世音(さくだり かんぜおん)」だが、具体的にはどこが入口かは不明だった。 しかしK23を注意深く見ていけば、その入口は大きな看板と共にそこにあったのだ。 このルートはショートカット・ルートぐらいにしか認識していなかったので、これまで何度も通過しながら看過してきたのだろう。 |
「左下り観世音」への参道口には、車数台が駐車できるスペースと小さな祠や地蔵が並んでいる。 後で分かったことだが、観世音への中腹にはクルマやバイクでも登坂できて、駐車も出来るスペースがあるのだが、初めの一歩としては参道口から徒歩で上るのが正しい順路というもの。 しかし、いざ上り始めるとこれが意外と足にくる。そうでなくとも白河から1時間半、乗り続けてきた身にはかなりのハードワーク。 足の痛みでひどく、ペースが上げられない。 もっとも同行するカミさんは、こちらの身の上などお構いなしにマイペースで勝手に上っていく。 最初は舗装ブロックの埋め込まれた坂道が続き、途中にある車止め以降は半分ガレたような登山道が続く。 |
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参道を歩くこと30分。 ようやく目指す「左下り観音堂(さくだり かんのんどう)」に到着。 「左下り観音堂」は別名「首切り観音」とも呼ばれているらしいが、その謂われなど詳細については他をググっていただくとして、まずはその外観に圧倒される。 まるで「ミニ清水寺」というか「ミニ山寺」というべきか。 むき出しの岩肌にしがみつくように作られた木造の建物は、まさに圧巻。 特に注意事項も無いようなので(もしあったら、こちらの不注意なのでご容赦頂きたい)、参拝ついでに内部を「探検」。 斜面に面した正面左側奥には洞窟があり、別名の謂われとなった首の無い小さな地蔵が数体並ぶ。 その奥は回路へは繋がっておらず、そのまま外へ。つまり行き過ぎると下へ真っ逆さまに落ちることになる。 一方、方面から右側は展望の良い回廊になっていて、麓の田園風景と遠くは磐梯山も望める。その回廊の先からは階下へ通じる階段が設けてあり、順路に従っていけば地上まで降りられる。 |
ただし、どの廊下も階段も木が古くなっていて、歩くたびに木のきしむ音がするのは身の縮む思い。場所によっては、板が抜け落ちている箇所もあるので、行かれる方は注意されたし。 それにしても、こんな場所によくもまあこんな建造物を建てたものだと感心するばかり。 場所を切り開いて平屋の観音堂を建立するより、こうして岸壁に張り付くようにしてまで建てたその信仰心はいかほどのものであったのか。 こんなものまで発見できるから、日本は、そして会津は面白い。 まだまだ「掘り出し物」(とって言っては失礼になるが)は、たくさんありそうだ。 観音堂を一回りしたところで、帰路に就く。 カミさんはこちらの動向はお構いなしに、さっさと参道を下りていく。 こちらは山を登り観音堂を巡り、怖い思いをしたことで、足はパンパン。 歩くのがやっとの状態だというのに。 どうにかして参道口まで帰ってきて一安心。 小休止後、出発。 |
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K131・栃沢ダム | ||||||||||||||||||||||||
K23を先に進み、K131・大内こぶしラインへ入る。 道中、栃沢ダム付近でまだ桜が咲き残っているのを発見して写真撮影。 大内宿へ到着するが、すでに17:00近くで村内は閉店の時間。 トイレだけお借りしようと駐車場へ立ち寄る。顔なじみとなっている駐車場スタッフの方と遭遇、雑談して小休止。 |
手ぶらにも関わらず、冷たい缶コーヒーの差し入れを頂く。感無量。 数分の雑談後、再来訪を約束して大内宿を後にする。 K329からR121へ出て南下。 日没が迫ってきたのと、ほどよいペースの地元ナンバーの先行車がいたので、それをペースメーカーに一気に西那須野塩原ICまで走る。 |
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東北道 | ||||||||||||||||||||||||
西那須野塩原ICから東北道にのる。本線上は順調な流れ。 矢板北PAで小休止。このPAに入った記憶が無い。ということは、初めて訪れるPAか。 上河内SAで小休止。ここでお土産などを購入。リアバッグを拡張してどうにか収納。 佐野SAで給油休憩。ここまで来ても他にバイクの姿は皆無。夕食は先の蓮田SAでと決めて出発。 ところがここへ来て、雨が降り始める。しかも本降りになりつつある。 蓮田SAへ立ち寄るのは止めて、そのまま浦和ICへ進む。走行中にSAへ立ち寄るかどうか、回話で即決出来るのもインカムを装備しているからこそで、こういう場面でもインカムの威力は大きいと改めて実感。 浦和ICで一般道へ下りる。まだ雨が降り続いているので近所のガソリンスタンドに立ち寄ること無く、いつもの裏道を通って、22:39、無事帰宅。 本日の走行距離:530km/所要時間:16h14min。 追記:帰宅後、一旦部屋で着替えた後、改めてバイクを収納。 いつもダメ押し的に疲れるバイクの収納作業も、普段着で行うと疲れ方がまるで違うから不思議。 |
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那珂〜大内宿日帰りツーリング |