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C O N T E N T S

中央道
Map
ルートマップ(囲み罫と番号は「Touring Mapple・関東甲信越版」のページ)
今朝は5時起床。いつものことながらかなり寝不足モードで身支度を整える。
今回は首都高を利用して中央道へのアクセスを試みる。もちろん首都高の利用は初めてではないが、少なくともここ10年ぐらいはまったくと言っていいほど利用してこなかった。
首都圏から中央道や東名道を利用するには、首都高を利用するのが一般的だが、ひどい渋滞に腰が引け、結果的に中央道や東名道を避けたツーリングになりがちであった。
首都高を使わない場合は、3年前の「白骨温泉ツーリング」の時のように、延々と一般道を利用してから高速にのるという手段しかない。
しかし、この4年の間に都心環状線を迂回するルートなども新設されたことで、ならばそれを使ってツーリングに行ってみようと言うのも今回の目的の一つ。
まずはR4を南下。千住新橋ICから首都高にのる。本線との合流は通常の左側からではなく右側から。つまり、本線の追い越し車線側から合流するので注意が必要。
江北Jctを過ぎた頃、ZEPHYRにエンジンの不調が出始める。
3発になっていて、どうも1気筒が死んでいるような感じ。おまけにクラッチを握るとエンジンがストール。トンネル内を避け、緊急避難所に停車して不調の原因を探るが、目視した限りでは原因不明。最悪の場合、最寄りのICで高速を降りて助けを呼ぶしかないが、どうにか始動だけはするので、何回かレーシングを繰り返して回復を試みる。
途中、全開走行をすればなんとかなるかと、不安半分で走り出してからチョークレバーが完全に戻りきっていないことに気付く。
チョークワイヤーが渋くなっていて、プラグが被り気味になっていたようだ。この後、エンジンの不調は見られず、一安心。
それにしてもこんな「凡ミス」をやらかすとは我ながら情けない。
帰ったら、しっかりメンテしなくては。
板橋Jctの手前で渋滞に遭遇。
「高速5号池袋線」に合流後ほどなく流れは順調となり、熊野町Jctから再び「C2・高速中央環状線」に入る。ここから先、通称「山手トンネル」は文字通り、全線トンネル内の走行となる。
トンネル内は直線路で流れは順調だが、終点近くは車線が半減し、ほぼ直角のコーナーがあるので注意が必要。
地上に出て、西新宿Jctから「高速4号新宿線」に合流。
ここから先はそのまま中央道へと繋がっている。
千住新橋ICからここまで、停車していた時間を除けば、ほぼ30分で到達したことになる。これまでのように「都心環状線」や一般道を利用した際の時間とは比べものにならないほどの短縮が出来たことに驚く。
三鷹料金所を過ぎ、八王子ICから中央道へアクセス。
ETCを搭載したことで、料金所でのゴー・ストップが無くなったことは恩恵の一つだが、逆に言えば、それだけ小休止する場面を無くなったという事になる。
八王子ICから先、中央道での最初のSAは談合坂SAで、ここまで31kmある。首都高を加えると84km、時間にして1時間20分。
クルマならともかく、バイクでこの間を無休憩というのは少々疲れる。やはり、途中のPAで刻むべきだったかとやや後悔。
しかも事故渋滞なども加わり、早くも疲れが出始める。
談合坂SA
談合坂SA
双葉SA
双葉SA
談合坂SAで小休止。
この日はマスツーリングの大集団に遭遇し、バイクパーキングエリアは大混雑。こんな場面も珍しいが、彼らは相互に初対面だったようで、自己紹介を繰り返している様は何やら「オフ会」のようでもある。
彼らが出発する際の混雑に巻き込まれないよう、給油後、早々に出発。
中央道をあまり利用しないのは、首都高からのアクセスの悪さもさることながら、走りにくいと言うのもある。
3年前の利用では道中、カミさんのSRXがオイルを吹くという「珍事件」もあり、ペースを落とさざるを得ない状況下での走行であったが、今回、法定速度内で走行しても走りにくさは変わらない。
中央道自体、山間部をぬうレイアウトなので、多少道がカーブしていたり、アップダウンがあるのは仕方ないにしても、路面状況が他の高速道と比べても悪すぎる点はどうにかならないものか。
路面が荒れているのは言うに及ばず、定期・不定期的なギャップの連続には参った。奇妙なリズムで伝わってくる路面からのリアクションが、徐々に腕や腰への負担となり、高速走行時特有とは別の疲労が蓄積されてくる。まるで、未舗装路を走行した後のような感覚。
見通しの利かないコースゆえの全線80km規制なのだろうが、その規制がなくても飛ばす気にはなれない道でもある。
双葉SAで給油休憩。
路面コンディションの悪さからか、パーキングではサスペンションや空気圧を微調整するライダーの姿を見かける。
カウル付きであろうが、大型車であろうが、路面から受ける疲労度はやはり共通のようである。
「時間」を買って楽するつもりだった高速道でこんなに疲れたのは初めての経験だ。
ローソン茅野本町西店
ローソン茅野本町西店
ローソン茅野本町西店
途中、SRXのオイル吹き事件現場を横目で見ながら、諏訪ICで一般道へ下りる。
R20からR152へ入り、途中のコンビニで小休止。先のルートを検討する。
K192へ入り、「ビーナスライン」がスタート。当初の予定ではR152だけで白樺湖を目指すはずだったが、道を見違えてしまう。
しかし、K192は交通量が少なく、これはこれでありのルートである。
蓼科庵
蓼科庵
蓼科庵
天ざるそば@蓼科庵
天ざるそば 1,580円
ざるそば@蓼科庵
ざるそば 740円
地元のガススタンドで得た情報から「蓼科庵」で食事休憩。
なるほど地元が推奨するだけあって手打ち蕎麦の味は絶品。この店お薦めの「馬刺」もあったが、朝からヘビーすぎると言うことで断念。
本格手打そば 蓼科庵
長野県茅野市米沢3874-1
Tel:0266-73-3132 Homepage
ビーナスライン
ビーナスライン・白樺湖付近
ビーナスライン・白樺湖付近
ビーナスライン・富士見台
ビーナスライン・富士見台
ビーナスライン・霧ヶ峰付近
ビーナスライン・霧ヶ峰付近
R152よりも多少遠回りだが、K192を走りきって白樺湖畔に出る。
この付近まで来るとクルマもバイクも多くなり、走りを愉しむというわけにはいかなくなる。
もっとも、「ビーナスライン」の走りを満喫するなら、混雑する週末は避けるべきで、この時点で「走り」そのものの楽しみは諦めているが。
秋の紅葉の時期も楽しいが、やはり夏に来てこそ「ビーナスライン」の醍醐味は味わえると言うもの。緑が映え、青空が近いという感じは、まさしく高原のイメージそのもの。
途中、写真撮影も兼ねて小休止を取りながら、「美ヶ原高原美術館」まで走る。
美ヶ原高原美術館
美ヶ原高原美術館
美ヶ原高原美術館
「美ヶ原高原美術館」の屋外展示と「王ヶ鼻」までの散策を愉しむつもりでいたが、前述の通り、道半ばで疲労がピークの状態。とても散策を愉しむ余裕など残っているはずもなく、土産物店を冷やかして休憩を取るので精一杯。
それにしても4年ぶりに訪れた「美ヶ原高原美術館」は、ランドマークであった風力発電用の風車が撤去されていたり、屋外展示物にも若干の入れ替えなどがあったりと、その様変わりぶりに驚かされる。
ここを満喫するにはやはり時間的にも体力的にも余裕がないと無理があると痛感。心残りだが小一時間ほどで美術館を後にし、K464を下る。
このルートの路面が良くないのは知っていたが、下りではさらに最悪の状態。ブラインドコーナーの先に砂が大量に浮いていたり、荒れた路面にタイヤがしっかりグリップしないなど、慎重な運転が要求され、疲労度が一段と増す。
K62を経由してR152へ出る。このまま佐久方面か、さらにその先の下仁田へ出て帰路についても良かったのだが、どうも釈然としない。
走った距離も十分だし、疲労もピークだったのが、なんとなく「食べ足りない」というのか、納得できていないと言うのか、とにかく疲れとは裏腹にもう少し走りたいということで、R152を北上。
つまごいパノラマライン・北コース
パノラマライン
つまごいパノラマライン・北コース
パノラマライン
ZEPHYR40,000km@つまごいパノラマライン・北コース
パノラマライン
つまごいパノラマライン・北コース
K176を経由し、上田市内を迂回するかたちでR144へ入る。
多少、クルマの数は多いが、適度な速度で流れているので、支障なし。「鳥井峠」を越えて群馬県入り。
交差する「つまごいパノラマライン・北コース」に入る。これまで何度か走りに来ている場所だが、R144からの案内板の類は一切無し。
交点は確かこの辺だったはずという記憶だけが頼り。
今回もまた一度は通り過ぎたが、ひょっとしてと思い直し、すぐさま戻ってみて正解。
入口が分かりにくいのが難点の「つまごいパノラマライン」だが、これが幸いして、交通量がほとんど無い貸切状態。
途中、ZEPHYRの走行距離が40,000kmを突破。記念撮影をしてすぐに出発。
「ビーナスライン」と同様、ここも紅葉の時期もいいが、夏の季節もまた走っていて楽しい道。これまでの走りで物足りなさとストレスを解消すべく、快走を愉しむ。
ただし、高原野菜が収穫の時期を迎えているので、農作業に従事している方には迷惑のかからない走りを心がけたい。
R292に出たところで南下。
セブンイレブン大津店/道の駅「おのこ」
セブンイレブン大津店
セブンイレブン大津店
道の駅「おのこ」
道の駅「おのこ」
R145との交点、コンビニで給油と小休止。ここからは生活道路であるR145を東へ延々と走ることになる。
いつもならダラダラとした走りにストレスを感じるのだが、今回は十分に走りを楽しめた後なので、むしろクールダウン的意味合いでほどよい走りとなる。
ただ、ダンプなどの大型車の後続の場合は、ディーゼル車特有の排気ガスの匂いがきついので、信号を利用して前に出る。
中之条からR353に入るが、この付近で道を間違える。しかし、よく考えてみれば市街地かバイパスかの違いでどちらを通っても再びR353に戻ることが出来る。以前もこの件で、道を間違えたと勘違いして引き返したことを思い出す。
道の駅「おのこ」で小休止。ここの施設は営業時間が11:00〜15:00とわずか4時間のため、営業に間にあった試しがない。こんな道の駅もあるのだ。
関越道
上里SA
上里SA
豚骨チャーシュー麺
とんこつチャーシュー ¥730@上里SA
豚骨ラーメン
とんこつラーメン ¥580@上里SA
高坂SA
高坂SA
三芳PA
三芳PA

Touring Data

ZEPHYRガソリン代 ¥4,268
SRXガソリン代 ¥1,869
高速代 ¥7,460
宿泊代(入湯税・飲み物代等含) ¥0
飲食代 ¥4,110
その他(おみやげ代等除) ¥0
¥17,707
さらにR353を進み、渋川伊香保ICから関越道にのる。
中央道の路面の悪さに比べて関越道のなんと快適なことか。
走行中、ときおり感じる腕と腰の痛みで中央道の苦悩が蘇る。
上里SAで食事休憩。
一般道を走行中、無性に丼もの、それもカツ丼が食べたくて仕方がなかったのだが、SAではいつもの「とんこつラーメン」を食す。
それにしてもあのカツ丼食べたい病はなんだったのだろうか。おそらく道中、頻繁に目にしていた食堂ののぼり旗が、サブリミナル効果として脳裏に焼き付いてしまったのだろうか。
関越道は交通量は多いものの適度に流れている。帰路もまたSAでは多くのバイクを見かけるが、走行中、ほとんど他のバイクを追い抜くことも抜かれることもない。ということは他のライダーもそのほとんどが法定速度で流していると言うことか。
一昔前のように多少のリスク覚悟でカッ飛ぶライダーも少なくなったのだろう。
高坂SAで給油休憩。
ここでも他のライダーの姿が多く、バイクパーキングエリアは満車状態。仕方なく、クルマのデッドスペースに駐車。
ルール無視ではあるがこの場所の方がトイレや売店にも近く、何かと都合がいいのも事実。
三芳PAで最後の小休止。
ここまた二輪は満車状態でデッドスペースに駐車。同様な考えのライダーが多いようで、この場所でも次々とライダーがやって来て駐車する。
大泉Jctを経由して外環道に入る。ここではいつも憂さ晴らしの走りをするのだが、カミさんの制止が入ったので、今回はおとなしい走りで流す。草加ICで一般道へおり、R4を南下。
21:45、無事帰宅。

本日の走行距離:570km/所要時間:15h44min。
信州〜上州日帰りツーリング

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