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C O N T E N T S |
茨城県・日立〜福島県・大内宿日帰り '11.5.21 (土) 晴れ後曇り |
東日本大震災後、今季最初のツーリングは未踏の地を見聞するような奇をてらった走りではなく、これまで慣れ親しんだルートながら震災後の安否を確認するツーリングとなりました。 |
常磐道 | ||||||||||||||||||||||||
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5時前に起床。この時間で外はもうすっかり明るい季節になっている。それだけ今期はツーリングから遠ざかっていたということか。 当初、今期最初のツーリングはもっと早い時期に予定していたが、3月11日に発生した東日本大震災の影響で、この時期にまで延期。 それでも被災地やその地域の方々のことを考えれば、とても気軽に遊びに行く気分ではなかったのだが、いつまでも自粛ムードというのでは先へ進めないし、義援金以外での経済的支援という観点からも実際に(直接的な被災地以外の)現地へ赴いて、現地の物を消費した方が良かろうと言うことでツーリングに行くことに。 ゆっくり身支度を整えて、6:09出発。 まずは三郷ICへ向かい常磐道へのる。早朝と言うこともあり、一般道は快適に流れ、高速道も主立った渋滞もなく順調に流れている。 それでも都心から最初のSAは混雑が予想されたので、守谷SAでの休憩はパスし、次の友部SAで給油休憩。 途中気付いたのだが、今回の震災以降、関東近県では節電が声高に叫ばれ、不必要な電灯の消灯などが実施されているが、ご多分に漏れず高速道路上でも掲示板やトンネル内の明かりが間引き消灯されている。 建物のライトアップやイルミネーションの節電は理解できるが、高速道の節電はどうなんだろう。トンネル内ではかなりの暗さを感じ、しばらくしても暗さには慣れてこない。 安全性に直結するような場所での節電にはやや不満と違和感を感じる。 路面にはところどころ補修の後も見られ、ここにも震災の影響を見る。 しばらくぶりで訪れた友部SAだが、昨年から進められていた改装工事も終了し、きれいに様変わり。以前の野暮ったさは影を潜め、すっかり垢抜けた感じ。 5月27日にはスターバックスも新規オープンの予定だと告示がある。 駐輪スペースには数台のバイクの姿も見られるが、そのほとんどが県内ナンバーで都内ナンバーのバイクは皆無。震災後の影響などを心配してのことか、東北方面には来ないようだ。 日立南太田ICで一般道へ下りる。 R6を経由してR293へ入る。ここでも震災の影響があり、里川に架かる里川橋が落ちているとのことで、工業団地入口の交点から迂回させられ、R293・常陸太田東バイパスを経由してR349に出る。 |
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道の駅「さとみ」/道の駅「はなわ」 | ||||||||||||||||||||||||
R349を北上し、道の駅「さとみ」で小休止。 この付近でも震災の影響が顕著で、地面が大きく波打っている箇所も残っている。 R349をさらに北上し福島県入り。 |
R118に入って、道の駅「はなわ」で小休止。 この付近でも福島県内ナンバーのクルマばかりで、県外はもとより首都圏ナンバーのクルマなどはほとんど目にしない。 R118を北上し、棚倉付近からR289へ入る。 |
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甲子トンネル/道の駅「しもごう」 | ||||||||||||||||||||||||
白河市内を経由して甲子道路へ入る。道の駅「しもごう」で小休止。 この道の駅も普段なら観光バスが数台駐車していて、観光客で賑わっているのだが、大型車の姿はなく客足も減っているようだ。 下郷からR121へ入る。交通量の多いR121を避けて、K131を経由して「大内こぶしライン」へ入るのがいつものパターンだが、今回はR121を北上。 R121・R118で芦の牧付近を通過するのは久しぶり。途中、下郷トンネルはこんなに長かっただろうかと思うくらい。 |
上三寄からK23を経由してK131「大内こぶしライン」へ入る。 前回、「大内こぶしライン」を北側から入ったときには、複数の観光バスと自家用車が先行し、思ったペースではまったく走れず、文字通り後塵を浴びる散々な走りだっただけに、今回は思うようなライン取りでワインディングを楽しむ。 ところどころのコーナーに出現する路面に掘られたグルービングを気にしなければ、それなりに走りが楽しめる楽しいコース。 先行車にほとんど出会うことなく大内宿に出る。 |
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大内宿 | ||||||||||||||||||||||||
大内宿の駐車場でもまた、いつもは大量に並んでいるはずの大型バスの姿がまったくない。 並んでいるクルマのナンバーもほとんどが県内で、訪問されている方もいわき方面から避難されてきた被災者の方々だという。 大内宿も震災直後は訪問客がぱったりと途絶え、しばらくは開店休業状態が続き、客足が戻ってきて営業を再開したのもつい一ヶ月前ほどだったとのこと。 |
前回訪問したのはほぼ1年前ぐらい。その時、顔馴染みの方には「次回の再訪は秋ぐらい。」と伝えていながら、結局、そのまま越年してしまい、その後、震災での安否も確認できずにいたが、久々の訪問で皆さんお変わりないことが確認できて一安心。 馴染みの店で昼食休憩。久々の再会に雑談で盛り上がる。 その後、村内の店を冷やかしつつ、土産物を購入するなどして3時間ほど滞在。16時近く、大内宿を出発。R121へ出て南下。 |
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道の駅「たじま」/千本松牧場 | ||||||||||||||||||||||||
道の駅「たじま」で小休止。大内宿に続き、ここでも土産物を購入。 R121をさらに南下し、R400へ入る。 渋滞もなく先行する初心者ライダーの存在を除けば、順調な流れ。塩原温泉街は通れず迂回させられる。理由は不明。 |
千本松牧場に立ち寄って小休止とお土産を購入。 ここもまた大型バスは皆無であきらかに客足が減っている様子。営業時間も短縮されていて、慌ててお土産物を購入する。 小一時間ほどの休憩後出発。 |
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東北道 | ||||||||||||||||||||||||
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西那須野塩原ICから東北道にのる。 いつもよりは早い時間の帰路だが思ったほどの混雑は見られず、流れは順調。 上河内SAで小休止。駐車スペースにバイクの姿はほんの少しだけ。 佐野SAで小休止。ここでもバイクの数は数台のみ。 さして混雑もしていないが、燃料節約の意味からも法定速度内で流す。 蓮田SAで夕食と給油休憩。 いつもは蓮田SAでの夕食はラーメンというのが定番になっていたが、今日は趣向を変えてそばとうどんにする。 しかし、昼食もそばであったと後で後悔。ま、こんな日もあるさ。 |
今回のツーリングでは、出来るだけタンクを空にした後で給油するようにしたことで、給油回数は少なったが一回の給油量は増え、給油前と給油後の車重の変化の大きさに面食らう場面も。 小一時間ほどの小休止で出発。 浦和ICで一般道へ下りる。 いつものルートで帰宅。いつもは自宅近くで最後の給油をするので、高速を下りてからまっすぐ帰宅は久しぶりかも。 21:56、無事帰宅。 本日の走行距離:530km/所要時間:15h47min。 |
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日立〜大内宿日帰りツーリング |