HOME > AUSTRALIA REPORT > AUSTRALIA '99 Pemberton to Perth

C O N T E N T S

Augusta
Map
Pemberton to Perth via Cape Leeuwine and Margaret River.
Augusta-1
Augusta
Augusta-2
Augusta
さて南西部の旅も最終日、あちこちぶらつきながらPerthへ帰ることにする。まずは進路を西へ取り、Augustaの町を目指す。
Augustaという地名はよく聞く名称で、西オーストラリア北部にもMt. Augustaがあるが、そもそもAugustaというのは、誰か偉い人の娘の名前だと思うだが、思い出せない。
このAugustaはFremantle、Yorkに次いで西オーストラリアでは3番目に開拓された場所としてもその歴史は古い町だが、現在のたたずまいは古さを感じさせない小ぶりな町になっている。
Leeuwin Lighthouse
Leeuwin_Lighthouse-1
Leeuwin Lighthouse (Built in 1896)
Leeuwin_Lighthouse-2
Leeuwin Lighthouse
Augustaから南へ10kmほど行ったところがCape Leeuwinで、その突端にLeeuwin Lighthouseが建っている。
1896年に建てられたこの灯台は現在も現役で、毎日9時から16時まで一般公開されている。
入場料は大人一人AUS$2(99年当時)、灯台内の売店でチケットを購入する。
ぐるぐると灯台内部の螺旋階段を上ってたどり着いた高さ56mからの眺めはなかなかの絶景。
ここに吹き付ける風は南極から吹いてくる風かと思うと感慨深いものがある。ただし、風力はかなり強いので注意が必要。
Leeuwin_Lighthouse-4
Overview from Leewin Lighthouse Top
Leeuwin_Lighthouse-3
Leewin Lighthouse Ticket
Cape Leeuwin
Cape_Leeuwin-1
Cape Leeuwin
Cape_Leeuwin-2
Cape Leeuwin
灯台の麓には、インド洋と南氷洋の両方を示すプレートがある。噂には聞いていたが、確かに海の色が違うようだ。南氷洋は紺碧、インド洋は深緑と言ったところだろうか。
岬と灯台の両方に命名されているLeeuwinとはオランダ語でLioness、雌ライオンの意味で、1622年にこの岬に上陸したオランダの帆船「Leeuwin」号に由来している。
Cave Works
Cave_Works-1
Jewel Cave
オーストラリア大陸の最南西部から北上してMargaret Riverを目指す前にAugustaで昼食。

ついでにAugustaから北へ8kmの場所にあるJewel Caveに立ち寄る。この一帯にはこのJewel Caveをはじめ、Mammoth Cave、Lake Cave、Moondune Caveなど、一般公開されている鍾乳洞が全部で4つある。
以前、内陸部のKatherineのCuta Cuta Caveを訪れた際に、この国の鍾乳洞は日本それほど大規模でないことを知っていたので、正直言って今回もあまり期待はしていなかったのだが、ここの鍾乳洞の規模には驚かされる。

1957年に発見されたJewel Caveは、入場料大人1人AUS$5(99年当時)。
1日3回、所要時間1時間のツアーが催行されている。直接外気が入らないよう入り口は二重ドアになっていて、一方のドアを完全に閉めないともう一方が開かないシステムになっている。
洞内は広く、これまでのトンネル状の洞窟的なイメージとは異なる。天井から垂直に延びた「ストロー」と呼ばれる長さ5mの筒状のものや垂直に垂れ下がってきたものが直角に水平に伸びた鍾乳石などが、美しくライトアップされている。

この鍾乳洞は湿気も水気もないことが特徴で、発見当初は他の鍾乳洞と同様、水が滴り落ちていたらしいが、近年、地下水の枯渇が進み、ついには、ほとんど水が無くなってしまっている。
Mammoth Caveでは、名前の示すとおり巨大な鍾乳洞でタスマニアンタイガーなど絶滅した動物の化石があり、Lake Caveは地底湖が広がる半球状の鍾乳洞、Moondyne Caveは他の鍾乳洞と異なり、ヘッドランプを付けてのアドベンチャーツアーが売り物となっているが、深淵部ではJewel Caveと繋がっているそうだ。
Cave_Works-2
Jewel Cave Ticket
Margaret River & Wineries
Berry_Farm-1
Berry Farm House
Berry_Farm-2
Berry Farm Winery House
地上に戻って北上再開。Margaret Riverまで来て、ワイナリー巡りをしない手はない。
Margaret Riverには、現在50のブドウ園と35の小規模ワイナリーがあって、南オーストラリア州のBarossa Valley、ニュー・サウス・ウェールズ州のHunter Valley、ビクトリア州のYarra Valleyと並んで、オーストラリア有数のワイン生産地帯になっている。
この一帯の土地は、冬は降雨量が多く、夏は温かく乾燥していて、さらにブドウの収穫時期には曇りや雨が少なく、ワインの生産には最適の条件が整っている。
数あるワインの種類の中でも、シャルドネやカベルネ・ソービニヨンにおいしいものが多いのも、このワイナリーの特徴だ。
数あるワイナリーの中から、Berry FarmとEvans & Tateの2つのワイナリーを訪ねる。

Berry Farm Homepagee
Tel : 9757 5054
Bessell Road, Rosa Gren, WA 6280

Evans & Tate Homepage
Tel : 9755 6244
Willyabrup, Margaret River, WA 6280
Berry_Farm-3
Berry Farm House
Evans_&_Tate-1
Evans & Tate Winery Gate
Evans_&_Tate-2
Evans & Tate Winery Gate
Evans_&_Tate-3
Evans & Tate Winery House
Back to Perth
Road_Train
Road Train
ここから先、Perthまでは見るべきものがあまりないので、ひたすら走るだけ。
Busselton→Bunburyを経て、南下した往路とは別の海岸寄りのルートを走るが、この辺りはほぼ直線路なうえに、行楽帰りの地元のドライバーが帰宅を急ぐあまり飛ばすところらしい。
「ねずみ取りにはくれぐれも注意しろ」と、途中の休憩所で出会ったロードトレインのドライバーのアドバイスにはおとなしく従うことにする。
潮の出入りがないために海水がよどんで死にかけていた巨大なPeel湾にDawesville Cutという堰を設けて、湾が生き返ったという話をどこかで読んだことがある。そこに架かる橋を渡り、Manurahを過ぎ、Rockinghamを過ぎればPerthは目前。
Canning Riverに架かるPerthで一番長い橋を渡る頃にはすでに心はパブへと飛んでいた。

こうして3日間に渡る南西部への旅は終わり、翌29日はPerthで買い物をして帰国した。
Perth & Rottnest IslandMonkey MiaShark BayMonkey Mia〜PerthPerth〜PembertonWalpole/Pemberton〜Perth

ページの先頭へ戻る