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C O N T E N T S |
Perth to Kalgoorlie '01.1.29 |
かつてゴールドラッシュがあったことからゴールドフィールドと呼ばれている西オーストラリアの内陸部、Perth〜Kalgoorie間、およそ600km。飛行機なら1時間ほどで移動してしまう距離をクルマを使ってじっくり旅する。 |
Plologue | ||||||
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6年連続7回目のオーストラリアへの旅は雪の成田というハプニングから幕を開ける。 この日、午後から降り始めた都心の雪は徐々に積もり始めたために、早めに空港へ向かう。懸念された交通への影響もなく、空港到着後、チェックインしたまではよかったが、夜になり降雪がひどくなり、ついに夕方以降の便はすべて欠航となる。 成田近郊のホテルはどこも満員で、結局、成田空港で夜を明かすことに。飛行機は翌朝12時間遅れで成田を発ち、同日夕刻Perthへ到着。波乱を予想させる旅の始まりである。 |
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Northman | ||||||
翌朝、6:00起床。荷物をまとめ7:50出発。R94 Great Eastern Hwyを一路東へ走る。Chidlowを過ぎ、9:50、Northman到着。Perthから95kmに位置するこの町は、Avon川に面した人口7,500人の町。このAvon川が下流で名前が変わってSwan川となりインド洋へと注いでいる。町はずれのLook Outから一望する町の様子は、実にのんびりとした風情だ。 |
町の中心、Visitor Centreの裏手、Avon川に架かる吊り橋は西オーストラリア最大の規模ということで、見に行くが全長およそ100mの橋であった。またこの町は、熱気球飛行のアトラクションが体験できることでも知られているが、あいにく到着時間が遅れ、気温も上昇しているために熱気球体験を断念。小一時間ほどのティー・ブレイクで出発。 | |||||
Great Eastern Hwy. | ||||||
Tamminで小休止。Perthから約203km、Kellerberrinを通過してしばらくすると水温計の針が下がらないことに気づく。不安だったクルマのトラブルがやっぱり発生したわけだ。まさに「Bugger」である。 冷却ファンは回っているのに水温が下がらない。電系統のトラブルではないようだが原因が掴めない。仕方がないので路肩の木陰に駐車して、しばらくクールダウンさせることにする。行き交うクルマの中には心配して、わざわざクルマを止めてくれるオージーもいる。炎天下では軽く40度を超えている状況では、クルマのトラブルは命取りになりかねない。オージーのマイトシップに触れた気がする。 30分ほどでやや水温は下がった様子。クーラーのスイッチを切って、走ることにする。 Perth〜Kalgoolie間のほぼ中間地点でのトラブルで、Perthへ引き返すことも考えたが、クーラーを使わない分には、走行に支障はないようなので、先へ進むことにする。 |
どちらにしてもKalgoolieに着いたら、クルマを修理に出さねばならないだろう。 内陸の町、Kalgoolieを含むGoldfield地区には、湖や河川など飲料水に利用できる水源がない。この地帯への飲料水は、Perth近郊の町、Mundaring Weirからパイプラインで延々と引いている。 このパイプラインは、直径が約150cmほどの巨大なコンクリート製のパイプで、これがR94、Great Eastern Hwy.に沿って内陸まで伸びている。しかし、コンクリート製に足場に載せてあるだけで、巨大なロードトレインが誤って激突でもしたら、簡単に破損してしまうのではないかと思えるほど、道路の路肩から至近距離で設置してある。 パイプは5kmおきぐらいに流水に勢いをつけるポンプが設置してある。このパイプと平行しながら走行すれば、間違いなくKalgoolieへたどり着けるというわけだ。 |
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Southern Cross | ||||||
このユニークな名前は、この町の位置関係に由来している。Southern Crossの町を中心に、西のMoonline Rock、北西のBullfinch、北東のKoolyanobbing、東のYellowdine、南のMarvel Lochの交差路にあることからこの名前が付いている。町自体はさほど大きくない。 この内陸の地区がGoldfieldと呼ばれているのは、金の採掘場があること以外にもう一つの理由がある。それはこの一帯が広大な麦畑になっているからで、収穫の中心地がこのSouthern Crossでもある。陽が傾き始めた。先を急ごう。 |
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Coolgardie | ||||||
Coolgardieの町の特徴を一言で表すなら、巨大なゴーストタウンと言ったところだろうか。町はかつてはKalgoolieへの玄関口として栄え、1892年に金鉱が発見されると町の人口は急速に膨れあがったが、金の採掘が廃れると同時に町もすぐに寂れてしまい、町全体がゴーストタウン化してしまった。当時の町の状況は不衛生な生活環境だった上に金の欲に取り憑かれた荒くれどもの暴力沙汰も多く、人口の半分がもう半分を埋葬したというエピソードまである。 ここは現在でもR94の分岐点となっていて、Perthから出発したGreat Eastern Hwy.は、この町で左右に分かれる。 |
右に行けば、Norsemanを経由して、Nullarbor平原へと向かい、左にそれるとKalgoolieへ至る。 町のメインストリート、Bayley St.は、かつてラクダの往来を考慮して作られたと言うだけあって、かなり幅広い。おそらく片道3車線は有にあろうかというほどの広さだ。 Bayley St.に面したBen Prior's Park Open-air Museumには、金採掘時代に使われた荷車や道具などが展示されているが、 ほとんどの道具は錆が目立ち、かつての町の賑わいを忍ぶかのように静かに風化しつつある。 |
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Kalgoorlie | ||||||
Perthから600km、Coolgardieから39km、ようやくKalgoorlieに到着。町は碁盤の目のように整備されていて、非常に分かりやすい。斜陽に照らされたExchange Hotelが印象的だ。 北からストームが近づいているとニュースは伝えている。まったく「Bugger」である。 宿を確保し、チェックイン。 本日の走行距離:622km。 Mercure Hotel Plaza Kalgoorlie 45 Egan Street Kalgoolie WA 6430 Tel : 9021-4544 / Fax : 9021-2195 |
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Perth〜Kalgoorlie/Kalgoorlie/Kalgoorlie〜Esperance/Esperance/Esperance〜Albany/Albany〜Perth/Rottnest Is./Perth |