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C O N T E N T S |
Walpole '99.1.27 |
思った通り、昨日の「Gloucester Tree」の登頂で足は筋肉痛。 今日は過激な旅行は避け、なるべく楽な観光を楽しむ。今日はWalpoleを目指すことに。 |
Karri Varry Resort | ||||||
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起床後、軽い運動を兼ねて宿泊地のKarri Varry Resortの周囲を散歩。 このリゾートはPembertonから西へ18km、Vasse HWY沿いにある静かな場所で、ハイウエイを挟んで南にはレセプションとキャラバンパーク、北側にはBeedelup Lakeに面してロッジが点在している。湖の周囲はうっそうとした原生林が生い茂り、そこを縫うようにして周回遊歩道がある。 |
遊歩道と言っても藪を切り開いた「けものみち」のようなレベルで周回わずか1時間だが、起伏に富み、なかなかの運動になる。 しかし、この遊歩道の一部が「Bibbulmun Track」とコースが重複しているために、注意しないとコースをそれてしまう恐れがある。「Bibbulmun Track」とは、北はPerthの北東Kalamundaから南はAlbanyまで総延長960kmに及ぶ、壮大なトレッキングコースだ。 |
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数日前から、観光に来ていた夫婦がこの付近で行方不明になっているらしく、この日も朝からレンジャーたちが付近の捜査を行っている。どうやら彼らはここを散策中に「Bibbulmun Track」へ紛れ込んでしまったようで、遊歩道を散策中にも、昨夜から捜索中のレンジャーやリゾートスタッフに出くわす。彼らから一様に「迷子にだけはなるなよ」と注意を受ける。 |
確かに一歩踏み違えれば、命がなくなるかも知れないという気にさせる原生林だった。 散策も終わり、Karri Varry Resortに戻って朝食を済ませたら今日のドライブに出発。 |
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Forest Road / Gravel Road | ||||||
PembertonからWalpoleまでは東へ100kmほどの道のり。昨日のようにBitumen Roadだけ走ってもつまらないので、今日はWalpoleまでの行程はForest RoadやGravel Roadを通ってなるべく直線的に走ることにする。 Forest Roadは林業関係者専用の道もあるので、看板等に注意しながら走る。途中、倒木などもあってかなりワイルドなドライブ。 一方、Gravel Roadは砂がきめ細かく、アクセルワークやブレーキングを間違えると簡単にスピンしてしまうほど、スリッピーなコンディションである。 |
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Walpole | ||||||
どうにか3時間ほどでWalpoleの町に到着。 Pembertonはカリの木が豊富だったが、それより南部のこの地域に来るとジャラの森林に目立つのがティングル(Tingle)の木だ。 このティングルをじっくり見たい、それも「Gloucester Tree」のような苦労をせずに・・・。こんなわがままを満たしてくれる場所が、Walpoleから小1時間ほどの場所の「Walpole-Nornalup National Park」にある「Valley of the Giants」。 ここの最大の売りは「Tree Top Walk」(入場料大人1人AUS$5)。 |
これは、全長600mほどの鉄製の遊歩道がティングルの木々の間に巡らされていて、スロープ状になっているこの遊歩道を歩いていけば、一番高いところで地上40mの高さからティングルの森林の眺望を楽しめるという場所だ。 | |||||
Valley of the Giants | ||||||
一昨年('97年)だったかKakadu滞在中に何気なく見ていたテレビでこの「Tree Top Walk」を紹介する西豪州観光局のプロモーションCMを見た記憶がある。 その時は西豪州出身のスーパーモデル、Elle MacPhersonが出演していることぐらいにしか記憶になく、幻想的に映し出されたその場所が、実際にどこにあるかは興味すらなかった。 しかし、こうして実際に目の当たりにするとなかなかの風景だ。 |
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この「Tree Top Walk」は長さ40mの直線路とそれらをジョイントする円形の展望台とで構成されている。メッシュの直線路はステンレス製だが、6カ所の展望台はそれぞれ1本のパイプで支えられている。このパイプは鉄製で、それも意図的に錆びるように処理されているために森林の中にあってもそれほど視覚的に違和感はない。 |
展望台の途中には、1994年から1996年の建設中に事故死した作業員の記念碑のプレートなどもある。 一方、地上の遊歩道で森林を散策するコース「Ancient Empire」もあるが、「Tree Top Walk」が出来る前までは、こちらがメインコースだった。 |
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Tingle Trees | ||||||
ここに生息するティングルの木には大きく分けて2種類のティングルがある。Yellow Tingleは、見た目は黄色というより白に近く白樺のような感じの高木。 一方、Red Tingleは赤というより、茶色で樹皮が唐松のような感じで、ボロボロとはげ落ちる。この両者は一般的には離れて生息するが、ここでは並んで生えている珍しい風景も見ることが出来る。 またRed Tingleは、巨木の場合、根本が割れていることがあり、胴体が裂け、中が空洞になっていて人や車が通れるくらいのものある。たいていの場合、ブッシュファイアーに遭って、空洞の中は黒く焦げているが、それでも成長しているのだから自然の力は偉大である。 |
こんな風景も「Ancient Empire」コースでは見ることが出来きる。 「Tree Top Walk」のオープン時間は、クリスマスとグッドフライデイ、そして風の強い日を除いて年中無休。3月から11月までは9:00am〜4:15pm、12月から3月までは8:00am〜5:15pmとなっている。 さて、ティングルの森林浴を楽しんだ後は、Albanyまで足を延ばそうと思ったが、今日はその時間がなくなってしまった。無理をせずにおとなしくPembertonへ引き返すことにする。 帰路はBitumen Roadで安全運転。この日もKarri Varry Resort泊。 |
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Perth & Rottnest Island/Monkey Mia/Shark Bay/Monkey Mia〜Perth/Perth〜Pemberton/Walpole/Pemberton〜Perth |